正観世音菩薩(本堂)

正観世音菩薩

しょうかんぜおんぼさつ


正観世音菩薩とは

『正観世音菩薩』は『聖観世音菩薩』とも書かれます。一般に『観音さま』の名で親しまれている仏様でございます。神変自在のお働きを主として『観自在菩薩』とも呼ばれます。観音さまは、『十一面観音』、『千手観音』、『如意輪観音』など、様々な御姿に変化されますが、『聖観音』はその基本とされております。『観音さま』の正式名称は『観世音菩薩かんぜおんぼさつ』または『観自在菩薩かんじざいぼさつ』でございます。このうちの 『観世音菩薩かんぜおんぼさつ』 の御名前をお借りします。『観世音』はこの世の人々の音声を観じることを表します。それにより、人々の苦しみを除かれ、また願いを聴いて人々を救ってくださる仏様でございます。『観音経かんのんぎょう』では、人々の音声を観じて人々の苦しみを聞いてそれを救う為に神通力を発揮する菩薩様が観音さまであり、「七難しちなん」を除いて、「三毒さんどく」を消すと説かれています。この「七難」とは「火難」(焼かれる)、「水難」(溺れる)「風難」(翻弄される)「刀杖とうじょうの難」(切られる)、「鬼難きなん」(鬼を見る)、「枷鎖かさの難」(縛られる)、「怨賊おんぞくの難」(奪われる)を表し、これらから護っていただけると説かれております。また「三毒」とは「とん」(貪り)、「じん」(怒り)、「」(愚痴る)の三つを指し、これらを清めて消し去ってくれると説かれております。

御真言

おん あろりきゃ そわか

御利益

七難即滅 など

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