神変大菩薩
じんべんだいぼさつ
神変大菩薩とは
神変大菩薩は通称、『じんべんさん』の名称で親しまれております。神変大菩薩は別名、役の行者・役の小角と申されます。舒明六年(634年)奈良県葛上郡茅原村(現在の御所市茅原)の高賀茂家にお生まれになりました。幼少の頃より博学であり仏教、特に密教を信仰されておりました。大和の葛城山を中心に吉野の金峰山、富士山等、九十余峰を開いて神仏調和に基づいた修行をされました。法力霊験摩訶不思議なこと古今を絶すると称され、『修験道の開祖』として信仰されております。神変大菩薩は没後千年以上の後に寛政二年(1799年)に当時の光格天皇から送られた諡号です。神変大菩薩が山岳信仰の第一人者であり、山野を駆け巡って修行されたことに由来し、特に足腰の弱い方などに御利益があるとされております。
諡号(しごう)
生前行いを尊び死後に贈られる称号。おくりな。
御真言
南無神変大菩薩
御利益
特に足腰の病気平癒 など