修行大師
しゅぎょうだいし
修行大師とは
若き日のお大師様の修行時代の御姿です。お大師様は高野山を開山するより以前、日本の各地を済世利人の為に巡錫行脚されました。その際に、故郷である四国を巡られ、その時に巡られた場所が現在の四国八十八カ所霊場となっております。修行大師の敷石の下には四国八十八カ所霊場全てのお砂を敷いております。『南無大師遍照金剛』とお唱えになりながら、左より時計回りで巡られますと四国八十八カ所をお参りすると同じ功徳を受けられます。お大師様が四十二歳の厄年の時、四国を巡錫された故事に因み、厄除けにも御利益があるとされております。
済世利人(さいせりにん)
世の人を救い助けること。
巡錫行脚(じゅんしゃくあんぎゃ)
巡錫
錫杖を携えて、巡行すること。僧侶が各地を巡り歩いて教えを広めること。
行脚
修行の為、僧侶が諸国を歩きまわること
御真言
南無大師遍照金剛
御利益
厄除け